大塚家具内紛 その理由と経緯を時系列で 株価上昇中! [国内ニュース]
IDC大塚家具の内紛が話題になっている。
おそらく数年後には社長の大塚久美子をモデルとした池井戸潤原作の逆転ドラマが始まるような気がするくらい、目が離せない。
主人公は、大塚家具の大塚勝久会長と、その長女・大塚久美子社長。
2009年 大塚久美子は大塚勝久の後を受け社長職に就いた。
その理由は社長である父(勝久会長)のこれまでのビジネス手法ではこれからはやっていけないと判断されたからだった。
また、大塚家具は業績不振や自社株買いをめぐる不祥事に揺れていた。
そんな火中の栗を拾ったのが社長の久美子である。
大塚久美子社長
大塚勝久会長の長女。
1991年一橋大学経済学部を卒業、富士銀行(現みずほ銀行)に入行。
1994年 大塚家具に入社
1996年 取締役 (経営企画部長、経理部長、営業管理部長、広報部長等を歴任)
2004年 大塚家具取締役を退任
2005年 広報・IRコンサルティング会社設立。
2009年 大塚家具代表取締役社長に就任
今までの勝久が提唱していた店舗接客は、利用客の心理的な負担になり、客足を遠のかせるとしてカジュアルな路線に変更した。
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だが、時代が変わってきていた。
「ニトリ」や「IKEA(イケア)」など、ライバルの新興勢力が力を伸ばしてきていたからだ。
これを見た勝久は久美子の「北欧家具展開」「一般販売」「ネット販売」戦略が失敗と判断、業績悪化を理由に2014年7月23日に社長職を解雇。
勝久が再び社長となる。
勝久氏が社長を兼務で、経営路線を旧来に戻し経営の指揮を取ったが、業績は低迷し続けることになる。
こうしたワンマンの手法に社内からも不満の声が高まってくる。
役員の中でも、久美子氏を復帰させるべきだという声がが多数を占めるようになり、
遂に2015年1月 久美子が、勝久社長兼会長に経営体制を一新するよう、株主提案する。
そして28日 久美子の社長復帰、勝久は会長専任となった。
が、これでも久美子の反撃は収まらない。
ワンマン経営者と自負し、まだ影響力のある勝久の存在が適当ではないと判断、
2月13日 久美子は、大塚勝久会長を今年3月下旬の株主総会で解任することを決定。
勝久はそれに対してすぐさま反応、会社に対し自らの取締役再任と久美子社長の解任を求め株主に提案した。
同時に久美子が同社の大株主である資産管理団体を違法な手段で支配したとして、同団体が所有する大塚家具の株式返還を求める訴えを東京地裁に起こしたと明らかにした。
また、今回のドラマ騒動では複雑な人間関係も見どころとなりそうだ
社長派には主人公の久美子に加え、勝久の次男(執行役員)、次女、三女
会長派には大塚勝久とその長男
が脇を固めるという。
現在は3月27日に開く株主総会に向けて、ほかの株主も巻き込んだ委任状争奪戦を繰り広げている模様。
この内紛劇のさなか、大塚家具の株価はストップ高。
金持ちの親子げんかってスケールがでかい。
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